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2003年08月08日

司馬遼太郎・オランダ紀行

通勤電車は、格好の読書の場所。今は、司馬遼太郎の「オランダ紀行」をゆっくり読んでいる。オランダという国は、堤防に囲まれた、人の力によって造り上げられた大地。司馬遼太郎の訪れた大堤防には、労働者のレリーフがあり(労働は当たり前のことで、オランダ人は労働者賛美をしないそうだけれど、この堤防の作業はよほどのこどであったのだろう、と記してある。)そこに刻まれた詩句がなんとも素晴らしい。『将来を樹(た)てないと、民族はなくなる』。司馬遼太郎は言う。「将来。つねに将来を。いま私どもが立っている現在も、かつてのひとびとが将来を思って営んでくれたおかげなのである。」私は、過去とのつながりがはっきりと感じられない時があるのだけれど、これからは、この言葉を思い出すことになりそう。

投稿者 rumi : 2003年08月08日 00:14

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