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2009年02月09日

●服部茂幸『金融政策の誤算』

本屋で立ち読みし、買おうか迷ったが結局買わず・・。日経の書評に載ったのでメモ。

「本書の著者は「バブルは事前には防げず、バブルが崩れたときに徹底的に金融緩和をすればいい」という考え方が今回の危機をもたらした主因と見る。その主役はFRBのグリーンスパン前議長やバーナンキ理事長らだ。
 こうした「金融緩和派」は日本の長期停滞を基本的にデフレを起こした「金融政策の失敗」と理解しているが、それは誤りであり、こうした間違った理解が今回の危機にもつながったと著者は考える。
 物価ばかりを見て、資産バブルやそれに伴う信用膨張などの金融的不均衡を軽視してはいけないという考え方は、国際決済銀行(BIS)のエコノミストらを中心に語られていた。著者の考え方もこれに通じるものがある。」

う〜む。wikipediaの「経済学」の項に、
「経済学は存在自体が社会・政治・経済・政策と不可分であるため、学術的な論争や政策的な論争など数多の論争を生み出し消化してきた。それによって経済学徒は他学徒に「傲慢である」と印象を与えてしまうほど非常に攻撃的な知的スタイルを形成している。論争は経済学にとって理論を洗練させブレイクスルーを起こす役割を担ってきた。このように経済学と論争は切り離すことはできない。」

とあるけれど、論争自体が行われていることを、どれほどの人が認識しているんだろう・・。それに、そんな決着のついていないようなことが、"ただ一つの正解"として語られているとは思わないし。

wikipediaの「日本の経済論争」の項目は、簡単に整理されていて面白い。
さら〜に、疑問なのは、経済学者やエコノミストと名乗る人でも、"論争"とも言えないような、きわめて感情的で飛躍的な論理展開をする人がけっこう多いこと。そして、そういう人に限って、テレビなどに露出している、ということ。これは、そうした人を選択するメディア側の問題なのか、露出した後に徐々にそうした道化性を帯びるのか・・。経済専門誌などは、一般人は目を通さないし。う〜む。

投稿者 esaka : 2009年02月09日 00:45

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