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2007年07月10日

●赤池学『自然に学ぶものづくり』

 2005年の「愛・地球博」展示のための調査成果でもあると言えるのだろうか。視野は壮大だが、描かれているのは、日本の具体的な研究例ばかり。凄い。

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「千年持続学は、植物力、昆虫力、微生物力の高度開発を重視している。私たちが「生命学」と呼んでいる、動植物資源の未解明な機能性開発研究や用途開発である。生物資源は、いうまでもなく環境負荷が小さく、使いようによっては、石油資源以上の機能性をそこから引きだすことができる。なぜなら、生物資源は、生命誕生から四十億年の進化の中で磨かれてきた「時を経た技術」であるからだ。」
「こうした自然に学ぶものづくりが拓く未来は、いうまでもなく環境技術にとどまらない。自然に学ぶ技術は、たとえば人工物がもつマシンインターフェイス、自然が持つネイチャーインターフェイス、人間のヒューマンインターフェイス機能を確実に結びつけていく。……
 たとえば、自然の情報をセンサーで捉えて、光ファイバーで大量高速伝送し、分子メモリなどの巨大記憶システムに蓄え、自然の反応によっては必要に応じて、人工物の挙動を制御する。こうしたシステムができれば、人工物もまた自然界の中に組み入れられて、宇宙、地球、生物、人間、人工物がひとつの調和のとれた生態系を構成することになる。」

投稿者 esaka : 2007年07月10日 14:33

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