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2007年07月08日
●岡嶋裕史『iPhone 衝撃のビジネスモデル』
先週、こっちに「iPhone は、鎖国状態で、繁栄を謳歌していた日本のケータイ業界にとって、通信事業者の縛りを最小限にするオープン化へ向けた”黒船”となる予感。」と書いたところだったけれど、この本の中にも同じ表現があってビックリ。

「最初に市場に投入される第一世代のiPhone は、GSM方式をサポートするので、すぐに国内で使えるわけではない。・・しかし、これが投入されたときの国内市場への影響は計り知れない。
iPhone のインターフェイスがあれば、そこで展開できるサービスの種類は飛躍的に増大し、キャリア間の機能差異も端末側で吸収できるようになる。……
iPhone のタッチパネルはどんなキー配列も模倣することができる。ハードウェア的な問題さえ解決してしまえば、各キャリアが要求するソフトウェアを組み込んで切り替えるのは、楽ではないにしろ、ハードルの低い作業である。
つまり高度な機能を持つハイエンド機でありながら、キャリア依存性が低い製品にできるのだ。携帯電話がキャリアに従属するのではなく、より個人に帰属せしめる嚆矢となる。……
iPhone は、世界と隔絶した通信方式という鎖国状態で、各キャリア、各メーカーが比較的仲良くやってきた日本の携帯電話市場にとっての黒船である。もはや鎖国はありえないし、ユーザもそれを望んでいない。」
「携帯電話網にもオープン化の波は押し寄せている。MVNOに代表される新規通信事業者の参入障壁に低減と、オフィシャルでない携帯サイトの爆発的な増大などがそれだ。
キャリアの世界に競争原理が導入されるのはいいことだと思う。そうであればこそ、販売奨励金などのビジネスモデルも変わるし、利用者はより低価格なサービスを享受することができる。」
iPhone 発売前に出された本、ということもあって、インターフェイスとweb2.0的な話が多いが、携帯電話の今後に関する限り、木暮祐一『電話代、払いすぎていませんか?』と視点は重なるところが多い、と言っていいだろう。MVNOも増えてくる気配だし、日本でiPhoneが発売されるこの1年の間で、キャリアがどう動くかみもの。
投稿者 esaka : 2007年07月08日 20:31
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