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2007年04月24日

●ロバート・デーブリ『ビル・ゲイツ、北京に立つ』

 MSと中国というマッチングは、何かを期待させる組み合わせなのだが、もうひとつ楽しめなかったのはどうしてだろう。MSについても、中国についても、そしてIT業界の動向についてもこちらが期待したほどの深みのある情報が得られなかった・・ということかな。
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「ビル・ゲイツは、中国人を地球上でもっとも賢い民族のひとつにあげたと言われる。しかしそれは、彼らがほかの誰よりも賢いということではない。中国はどこより必死なのだ。すでに三億人を越え、早いペースで教育、資本、機会を手にしている中産階級の台頭とともに、この国の成長欲はとどまるところを知らない。……だからマイクロソフトのような一見無敵の企業であろうと、アメリカのような経済大国であろうと、たんに一個人であろうと、今やイノベーションの中心となった中国を受け入れるしかないし、願わくば中国にも自分たちを受け容れてもらいたい。」

 MS中国研究所所長、後にグーグルに引き抜かれた李開復の『中国で成功するために』からメモ。
・難題1 独特の儀礼と人間関係
  解決策1 儀礼を学び、信頼関係を築け
・難題2 まず貢献、報酬はそのあとで
  解決策2 長期的な関係を作る戦略を立てよ
・難題3 経験豊富な管理者を雇い、中国内の人材を育てること
  解決策3 中国内の人材とリーダーシップを育てよ
・難題4 中国式の市場原理にしたがうこと
  解決策4 中国のニーズと慣例に柔軟かつオープンに対応する
・難題5 中国経済が最優先事項
  解決策5 中国の経済エコシステム構築を助けよ
・難題6 イメージ戦略のむずかしさ
  解決策6 一貫した、慎ましい組織としての信頼を築け

 いろいろテーマの絞り方はあっただろうMSと中国のマッチングという素材を、ここでは"人材"と"研究"にフォーカスしている。参考資料として挙げられている『フラット化する世界』の影響が強かったのだろう。

 アメリカ、中国、人材、研究、IT、ビジネスというテーマで書かれているわけだが、ほとんどまったく日本のことは出てこない。経産省は、近頃、アニメやゲームのコンテンツビジネス、クリエイター育成に力を入れ始めているが、大丈夫なんでしょうか・・。

投稿者 esaka : 2007年04月24日 16:04

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