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2007年04月15日

●トム・ケリー『イノベーションの達人』

 ライフハック的ノウハウ本は、あまり楽しめたことがないのだけれど、この人の前著『発想する会社!』は、面白かったので期待して手にする。インダストリアル・デザインで有名なIDEOの"イノベーションの技法"が、具体的に紹介されているのが特徴だった。
が、もうひとつ面白くない。前著がヒットしてしまったので、続編をと狙ったのだが、エッセンスはすべて前著で出し切ってしまっていた・・というところか。
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 で、また『発想する会社!』を読んでみる。紹介されている事例の商品が、アップルのデュオ・ドックやパームVとすでに市場から消えてしまっているものばかり、ということもあってか、ややインパクトには欠けるけれど、イノベーションをするチームの組織作り、の具体的ノウハウ、ということではひじょうに面白い。基本的な印象は、4年前に読んだ時と同じだが、さらに役に立ちそうなのは、スキルとしてブレインストーミングを真剣に捉えている部分をメモしておこう。

よりよいブレインストーミングのための7つの秘訣
1、焦点を明確にする
 (組織のなんらかの目標に焦点をおいた内向きのものよりも、特定の顧客のニーズやサービスの強化に焦点をおいた外向きのもののほうがよい)
2、遊び心のあるルール
 (だされたアイデアを批判したり論争をしかけたりしてはいけない。会議室に、例えば、「量をねらえ」「思い切ったアイデアをどんどんだそう」「目に見えるように表現しよう」といったブレインストーミングのルールを影に貼っておく)
3、アイデアを数える
 (経験から言って、1時間に100のアイデアがでるブレインストーミングは、流動的で質の高い場合が多い)
4、力を蓄積し、ジャンプする
 (熱のこもったブレインストーミングは、急勾配の「力」のカーブを描く。それを意識してエネルギーを持続させる)
5、場所は記憶を呼び覚ます
 (アイデアの流れを何かに書き留めて、グループ全員に見えるようにしよう。アイデアを書き留めたりスケッチしながら部屋中を移動すると、ある相乗効果が生まれる。チームのアイデアを書き留めておくことは、力を蓄積したりジャンプしたりする過程で、立ち戻る価値のある事柄の心の覚え書きになるのだ)
6、精神の筋肉をストレッチする
 (ブレインストーミングをはじめるために、ウォーミングアップをしたほうがいい。心を白紙にするために、テンポの速い言葉遊びをして、チームをもっと外向きの雰囲気にする。関連する宿題を課す)
7、身体を使う
 (スケッチや思考の流れの図解、図表、棒線グラフなどを活用する)

投稿者 esaka : 2007年04月15日 14:11

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