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2007年02月14日

●日経コミュニケーション『2010年NTT解体』

 日本のネット産業の未来を考える時、その大きな部分は、"NTTの今後のあり方"に行き着く。さらに、ここ数年は、ソフトバンクの孫氏という、話題に事欠かないキャラクターも参入して、日本の通信業界レポートは、ネタとしてはひじょうに面白く、これまでもたびたび書かれてきている。規制緩和をめぐっても、藤井耕一郎『通信崩壊』、町田徹『巨大独占』など立場もさまざまだ。
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 この本は、ソフトバンクのヤフーBB発表までの激動を追った『知られざる通信戦争の真実』の続編にあたる。激動はその後も続いていて、怒ったり、拳をにぎったりする関係者の多いこと・・(笑)。

 今回は、2006年に竹中平蔵総務大臣が指揮を執った「竹中懇談会」が出した、「2010年に、NTTのあり方を再度考える」という方針案発表に至る混乱とNTTの抵抗、「次世代ネットワーク構想」の思惑と混乱、が中心。

「今後インターネット上に新しいビジネスが誕生しても、通信インフラが「土管」として使われるだけでは、通信事業者は何も得られない。だからこそ通信事業者は、光ファイバーの敷設と次世代ネットワークに構築に躍起になっている、高速なアクセス回線の上に従来のインターネットにはない機能を提供することで、利益の分配を受けようというものだ。」

  政治家が暗躍したり、関係者が怒りまくったりで、演劇としては楽しめるのだが、ブロードバンド大国と言われて数年経つにも関わらず、ほとんど世界的なネットサービスを生み出せていない現状を考えると、なにか暗くなる。道路ばかり太く新しくなっても仕方ないという気がするが・・。次世代ネットワーク構想の危うさは、ふと第二東名を思い起こさせる。

投稿者 esaka : 2007年02月14日 00:36

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