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2006年10月07日

村井純「アンワイアードとインターネット」

 今どきのケータイを語るには、そろそろ『アンワイアード』のような視点が必要ではないか、とエントリーしたところで、気になって再び監訳者の村井純氏が書いた第5章「アンワイアードとインターネット」を読み直す。

「無線移動通信の普及には、2つの考え方がある。新たにアンワイアード用のバックボーンを構築する方法と、バックボーンにインターネットを採用する方法である。
 4Gを前者のシナリオで考えると、現在これだけ高額な携帯電話の通話料金が突然安くなることは決してありえない。携帯電話の普及と技術開発の進歩に伴い、無線の音声およびデータ通信量は年々増えているが、それらを処理するためのインフラストラクチャーを新たに構築することは、コストからも設備からも非常に困難である。……
 では、理想のモバイルインターエンッととはどちらのシナリオか。確かに前者のシナリオで定義すると、現在の携帯電話やiモードこそが「モバイルインターネット」である。しかし、携帯電話端末でインターネットの一部のアプリケーション(ウェブやメール)が使えるというだけで、現状のインターネットとはまだ異なっている。……それはインターネットではなく、あくまでもキャリアのパケット網にインターネットへの口を開いた段階で現状のところとどまっているのである。
 やはり、それは現時点での携帯電話でもなくiモードでもなく、無線環境で移動しながら利用できる通信基盤として成長したインターネットこそが本当のモバイルインターネットなのである。」

 村井氏の言葉は、煽る感じがないので派手さはないが、常に的確だ。4Gの動向をしっかり確認しないと・・。個人的には、ワイヤレスやネットとのインターフェイスの将来を語る時、いつも「攻殻機動隊」で描かれた世界を頭の片隅においてその可能性を考える。

投稿者 esaka : 2006年10月07日 23:03

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