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2006年08月03日
Olive software社の電子雑誌ビューワー

先のエントリ−で、「Business2.0」の紙版が、http://digital.business2.comで読めることに驚いたわけだが、そのビューワーのフォ−マットを確認してみた。これは、Olive software社のOlive ActiveMagazine。インターフェイスデザインもスマート。音声、動画のリッチメディアも対応していて、雑誌の写真が動きだしたり、背景で音が鳴る。デモは、「Manchester United Review 」がいい。
以前からこうした雑誌をめくるインターフェイスをもったビューワーはあったが、ダウンロードに手間が掛かったりで、あまり実用性、必要性を感じなかった。先日も、ジニオ社ソフトを使ったデジタル雑誌についてエントリーしたけれど、ここへきて気運が変わってきているように感じる。
こうして、デジタルビューワーで雑誌をめくってみると、改めて感じるのは、誌面全体の面積に対しての、広告面積の広さ。ウェブ雑誌などでの記事とバナーの面積比率と比べると、その大きさに驚く。一つの広告スペースが巨大なことも大きな特徴だ。(当たり前なんだけれど、こうしてブラウザに載せると、改めてウェブとの違いを感覚として感じることができる。)
また、ビジュアルの大きさとデザインされた誌面構成は、やはり今のウェブにはない"力"がある。大きな広告スペース、ビジュアルインパクト・・ウェブであまり成功例のないファッション誌などは、このフォーマットにぴったりだろう。外部リンクもあり、ネット通販に直接つなげることも容易だ。
あとは、既存の紙の雑誌とのバランスをどう考えるか…共存させるのか? 販売価格はどうするか? 広告の価値をどう見積もるのか? 既存の雑誌のブランド力を活かしつつ、ネット流通を使って、より多くの部数を、紙よりも安価に販売。動画、音声、外部リンクに広告表現の新たな価値を見いだして、広告単価設定をする…というのはどうだろう。このあたり評価が一定のものになるまでしばらく、いろいろな組み合わせが試されるだろうが、徐々にデジタルフォーマットの雑誌流通が広がりそうだ。
他にも、日本ではイーブック・システムズのFlipBookや、(株)ヤッパの「YAPPA ONLINE PAPER」も、フラッシュベースで似た機能を持っている模様。Olive ActiveMagazineは、あらかじめビューワーをダウンロードしなくても、ブラウザで見れるのがいい。ジニオ社、Olive software社を含めて、ビューワーのほうもこれから競争が激しくなるのだろう。ユーザーが使う際のインターフェイスよりも、出版側にとっての扱いやすさ、コストで決まるんだろうな。
投稿者 esaka : 2006年08月03日 01:18
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