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2005年10月24日

西垣通「オタク肯定論を排す」

今日の日経新聞の「インタビュー領空侵犯」欄からメモ。見出しは「主体性なきニセ者 増殖」。

「・・世間で通用している支配的な価値観や流行に惑わされることなく、自分の好きな世界にのめり込む。損を承知でマイナーな世界に没頭する純粋さこそ、オタクの愛すべき持ち味です。ところが、オタクが肯定的な意味を持ち始めたことによって、その位置づけがすっかり変わってしまった。」
「漫画やアニマはふつうサブカルチャーと呼ばれますが、大衆的市場経済の中で今やサブどころかメインになってしまった。評論家や学者の中にもオタク文化を持ち上げる人がふえてきた。それにつられて若者たちは、しんどいハイカルチャーや売れない前衛作品なんか敬遠して、ヒットした娯楽作品ばかり追いかける。支配的な娯楽資本のただの消費者になってしまうわけです。」
「かつてのオタクが真性のオタクだったとしたら、今はまやかしというかニセのオタクが圧倒的に多い。非主流だった文化がいつの間にか主流になったのをいいことに、周囲から浮き上がることを恐れて、オタクのふりをする人が増えてきたという感じがしてなりません」

 長い取材の中から、ごく一部を抜き出したためか、ちょっと展開がわかりにくいところがあるけれど、勝手に積極的に言い換えると、「"真性オタク"たるもの、支配的な娯楽資本にまみれず、荒野を歩め!」ってことかな・・。サブがメイン化した今や、その"真性オタク"が"損を承知で没頭するマイナー世界"は、「ハイカルチャーや売れない前衛作品」や「地球上の、若者が取り組むべき大事」にある、ということか。勝手に言い換え過ぎか。

投稿者 esaka : 2005年10月24日 22:09

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