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2005年08月29日
●ダン・ギルモア『ブログ 世界を変える個人メディア』
原題「 We the Media Grassroots Journalism by the People for the People」。 "ブログ"云々というよりも、ネットによってジャーナリズムがどう変化しつつあるのかを、さまざまな事例を紹介しながら考察している。
「「講義としてのジャーナリズムから、会話やセミナ−としてのジャーナリズムへ。この進化は、ジャーナリズムにかかわる様々な他のコミュニティーにも変化を強いるだろう。ジャーナリスト、取材対象者、情報源、そしてかつての読者。すべての人々が、自分たちのやり方を変えなければならない。でなければ、今まで通りでいるのか。その中心にあるのは "オープン"という考え方。「双方向性」「対等性」というネットならではの特徴もあるのだが、背景には、 オープンソースの考え方も大きいようだ。
私たちは、そんなことはしていられないはずだ。巨大企業がコントロールするがまま、ニュースを単なる消耗品のように扱い続けていくことはできない。私たちの選択肢が限定されてしまうような社会になるのを、指をくわえて見ているわけにもいかない。」
「「オープンソースの考え方は、まずはジャーナリズムをもっと良質なものへと変えていくかもしれない。ジャーナリズムが会話形式になった時、第一報とはあくまで会話の糸口なのかもしれない。それに続く会話の中で、私たちは互いに啓発していく。誤った情報を訂正することもできるし、新たな事実や文脈を付け加えることも可能だ」この本も、第一章の草稿をまずブログにアップし、読者に「事実関係に誤りがあったら、知らせてほしい」を問いかけることからはじめ、本が出来上がると、著作権の保護期間を14年(最初に著作権法で最初に定められた保護期間。現在は、作者の死後70年)にし、さらにウェブでもフリーで提供。
また、ただ楽観的に草の根ジャーナリズム万歳、と謳い上げているわけでもないのもいい。
近頃、出版界も数年前の ITブームが影を潜めて、IT系の翻訳書籍が急激に少なくなっている気がする。そんな中にあって、貴重かな。
投稿者 esaka : 2005年08月29日 01:49
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江坂健さんが書いていたので読んでみることにした。読んでみることにしたというのは、本の存在は知っていたのだけど、『ブログ 世界を変える個人メディア』というタイトル... [続きを読む]
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