« | メイン | ●橘玲『雨の降る日曜は幸福について考えよう』 »
2005年01月25日
MIDEMにジャパン・パビリオン出展
カンヌで行われている世界最大の音楽見本市「MIDEM」に、ジェトロと国内音楽産業が共同で出展する、という22日の朝日新聞の記事(→asahi.com)。コンテンツ産業を先端的な新産業分野と位置づけた「新産業創造戦略」が策定されて以来の流れだ。
経済産業省商務情報制作局がまとめている2つの資料に「戦略」はまとめられている。
・コンテンツ産業の国際展開と波及効果.pdf
・これまでの我が国コンテンツ産業 国際展開に向けた取組.pdf
で、朝日の記事で気になったのはこの箇所。
「日本の01年の音楽市場は1兆6千億円程度とみられ、米国に次いで世界2位。しかし、輸出は、言葉の壁もあって約29億円と、約251億円の輸入額に対して、1割強にとどまっている」
日本の音楽産業は、世界の辺境にあるちっぽけな市場だと思っていたら、なんと世界2位だったのね。(1位のアメリカの市場規模やその他の国の市場規模は、検索したけれど、見あたらず)しかし、ここでの「音楽市場」が何を表しているのか、よくわからない。 先日のエントリーでは、04年の音楽ソフトの生産額推計値は4341億円。エライ違いだ・・。とりあえず、メモ。
ちなみに、政府の産業政策について、先週エントリーした岩田規久男『日本経済を学ぶ』では、こう言ってる。
「狭義の産業政策(旧通産省が行う産業政策)の根拠は薄弱で、むしろ、経済成長を阻害する可能性のほうが高いと思われます」
考えてみると、アメリカのカウンター・カルチャーや、イギリスのパンク、ニューウェーブ、それにエイズ全盛期のアメリカのアート....個人的に大きな影響を受けたカルチャー・ムーブメントは、その国が経済的に落ち込みんだ時代に生まれたものばかりだ。そんな「腐った」時代、場所からこそ、突出したカルチャーが生まれる。文化を創るのは若い世代で、鬱屈したエネルギーを溜めた若者が、そのエネルギーを表現に向けるのだろうから、当たり前といえば当たり前なのだ。そういう意味では、今の日本は、いい頃合いに腐っていると言えそうだ。そこから生まれるものは、役人が期待したものとは、まったく違うはずだけれど。
投稿者 esaka : 2005年01月25日 03:55
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://editreal.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/464