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2004年10月03日
●福田直子『大真面目に休む国ドイツ』
また、〝ドイツ〟。2001年の本だから、また少し状況は変わっているだろうが・・。
「1959年代は『労働から体力を回復するための休暇』、60年代は『消費する休暇』、70年代は『冒険休暇』、80年代は『カルチャー・異文化休暇』と、数十年の「休暇体験」を経て、ようやくドイツ人は休暇の「量より質」を真剣に考え始めているようである」状況は、さらに少しわかったけれど、こうした価値観に至る背景がまだ理解しきれない感じだ。
「ドイツ人が衣食住にかける費用で一番比重が高いのはまぎれもなく「住」だろう。しかし、家や住宅を所有している人は全体の40.5%にすぎない。・・欧州諸国内でも最下位に近い水準だ。おそらく持ち家を買いたくても買えないというのが現状だろう。」
「戦後、時短は進み、自由時間は増える一方であった。しかし、人々の生活のテンポはせわしいものとなったのである。・・
休暇ととるために必死に時間内で仕事を終えなければならない。本業のもたらす賃金の絶対額が少ないとなれば副業にも従事し、株投資に邁進し、税金を減らすための策に新たな時間を割く。事実、この30年で、ドイツ人の生活から睡眠時間が徐々に削られているとう研究結果がある。人々は時短とひきかえに、つまるところ〝時間を売買した〟といえるのかもしれない。
「ドイツの観光産業は、自動車産業に次ぐ重要な産業となった。どちらかというと停滞傾向にある自動車産業に比べ、観光産業の拡大はめざましい。これは同時にドイツが工業国からサービス業国へと推移しつつあることを物語っているのかもしれない。」
投稿者 esaka : 2004年10月03日 02:11
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