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2004年09月28日
萩原修「同世代の建築家とならば家づくりも楽しくなる」
自邸「9坪の家 スミレアオイハウス」で有名なデザインディレクターの萩原氏による『新鋭建築家50人の住宅ファイル』の前書きから。同世代の感覚がとてもよく出ている。
「最近、30代で建築家に依頼して、家をつくる人が増えているという。ぼくも家をつくろうと決めたのは、37歳であった。しかし、正直いって、それまで自分で家をつくろうなんて考えてことは一度もなかった。もちろん、家をつくるようなお金がないこともあったが、一生、賃貸暮らしも悪くないと思っていた。何より、家やその土地に縛られるのがたまらなく嫌だった。家をつくった時点で、自分のその後の人生がすべて決められ、ローンを払い続けるために生きていかなければいけないような気がしていた。しかし、その一方、ちゃんとデザインされた空間に住みたいという欲求も高まっていた。」こうした欲求はとてもわかる気がする。モノのカタログに囲まれて育った世代が最後に行き着いたのが「住宅」なのだ。90年代以降、日本社会は自由の幅を広げつつあるが、住宅はどうだろう。手元に与えられている選択肢が少なすぎる。昨今のインテリアや建築ブームもその流れにある。そうした不満への解答が、住宅をまるでファッションのように扱い、デザインやブランドで語ったりすることだとは思わないけれど。
「日本の住環境は、諸外国に比べて貧しいとよく言われる。衣食住でいえば、服のデザインもよりどりみどりだし、食だってすごくバラエティがある。それなのに、住まいに関していえば、なんとも情けないように思う。もう少しまともなところに住みたいと誰もが考えてもおかしくない。とくに1960年代に生まれたぼくたちの世代は、デザインされたレストランやブティックなどの商業施設を体験して育ってきたし、自動車や家電製品といったデザインされた工業製品に囲まれて生活してきた。住まい以外の外部空間や、身のまわりのモノに関しては、いいデザインが増え、手に入りやすくまっているのに、こと住まいだけは、なんとも選択肢が少なすぎるように思う。」
そんな時、再び昨日書いたヨーロッパ的ライフスタイルが気になるな・・。
投稿者 esaka : 2004年09月28日 14:51
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