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2004年07月19日
NHKスペシャル「トラック・列島3万キロ」
18日のNHKスペシャル「トラック・列島3万キロ」を見て驚く。近年、急激に変わったサービスのひとつが宅配だ。遠距離でも以前では考えられなかったほど短時間に届けられるようになったし、時間指定などの新しいサービスが次々生まれてきた。それにオンライン・ショッピングの増加は、その分宅配が増えているということだろう。近頃では、本もほとんどネット買い→宅配だし。また、在庫を持たないジャスト・イン・タイム生産を可能になったのもトラック物流が、さまざまな需要に対応してきたからだろう。そのトラック物流の現場がどうなっているのか・・。このドキュメンタリーで観た現実は、想像以上に過酷なものだった。
荷主の配達時間厳守の要求は厳しくなるいっぽう(遅れた場合、罰金を取られる。番組内でのケースでは、運賃よりも罰金のほうが高額だった)。また、東京〜大阪間の運賃相場は、ここ数年で徐々に下落していてついに5万円台に突入し、ガソリン代などの経費を除くと赤字になりつつある、という。さらに、トラック会社はスピードリミット装置(GPSで常に速度を監視し、制限以上越えると警告音が鳴る)を取り付けることで、「安全運転」を顧客獲得のウリにしようとする。会社の制限した走行速度を守りながら、荷主の時間制限を守るためには、トラック運転手が取れる手段は休憩時間を削るしかない(交差点の信号が赤の間、ハンドルに突っ伏して寝ていた)。荷物を運んだ市場でも、人員削減が進んでいて、荷下ろしを運転手一人で行わなければならない。さらに指定意外の高速道路などに乗ると、その料金は運転手持ち。
今の日本の社会を陰で支えている産業であることは確かなのだが、このままでは破綻をきたす日も近い気がする。ここも中小が大手にどんどん吸収されていくという流れか・・。
顔に深くシワが刻まれたクリント・イーストウッド似のベテラン運転手がカッコよかった。
投稿者 esaka : 2004年07月19日 11:24
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