« 2004年04月 | メイン | 2004年06月 »

2004年05月30日

sky040530.JPG

投稿者 esaka : 02:00 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月29日

HWJラウンジ・オフ会

前のエントリーで、日本のネットコミュニティでは、オフ会があまり盛んではないようだ、と書いたけれど、Hotwiredのラウンジユーザーのオフ会に呼んでいただいたので参加する。3年ほど前にも、一度参加させていただいたことがある。本来なら、編集部のほうなりでたまにはこうした企画をたてるべきところを、僕がそうした企画を立てるのが得意じゃない、ということもあって、またユーザーの方中心の会に参加させていただく。頻繁に飲み会などがあるようなので、すでにいわゆる‘オフ会’という感覚とは違う関係ができている、とのこと。こちらの手抜かりでなかなかメンテナンスが行き届かないのだけれど、こうしたネットワーク形成にお役に立てたのは嬉しい限りだ。なんだか、ひさびさにホッとした気分になる。

投稿者 esaka : 16:30 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月28日

●木村忠正『ネットワーク・リアリティ』

豊富な調査データを基に、中国、韓国、アメリカと日本のネット利用の実態を浮かび上がらせる。特に、4章の韓国との比較はめちゃ面白い。去年、橋元良明氏の講演についてエントリーしたけれど、そこで紹介されていた調査のデータが、この本でも紹介されている。
日韓の学生ともに、コミュニティサイトによくアクセスするのだが、その利用形態がかなり異なるのだ。日本では、ネットを匿名空間と認識し、個人情報をあまり出さず、オフ会に参加するということもないが、韓国では実名利用とオフ会が盛んのようだ。

「韓国では(少なくともソウルの大学生)では社会的日常生活における自己とネットワークでの自己は地続きでつながっている。・・韓国では、インターネットが社会的ネットワークを拡大したり、既存の社会的関係を強化する空間として昨日する方向を持っているが、日本社会ではそれが欠如していることを意味している。」
また、自身のホームページを持って情報発信するかどうか、という積極性も(「日記」以外!!)韓国の学生のほうが高い。それでいて、自宅音声電話、携帯音声、携帯文字通信、の1日の利用量を比較したとき、日本は携帯文字通信が突出して高い。そこから、
「日本社会において、コミュニケーション主体が「カプセル化」していくなかで、対人関係の心理的距離が携帯文字通信による距離感覚を基準値にしつつあるからではないだろうか。あるいは、文字通信がもつ心理的距離感覚が、日本社会における対人関係の社会心理空間にもっともよく適合しているからではないか。」
またウェブ日記についても、こう分析。
「他者に強い影響を及ぼすこと、他者から強い影響を与えられることを回避しようとするデジタルカプセル人間にとって、まさに適切な社会心理的距離感なのではないだろうか。」
その他、ひじょうに面白い指摘は多い。が・・最後の5章で「高度消費社会としての成熟と少子高齢化の進展から、日本経済はパイ=付加価値を膨らませる力を失いつつある」という前提のもとに、ITが何ができるのかが考察されるのだが、この前提そのものがどうもしっくりこない。少子高齢化問題については、原田泰のこういう指摘もあるし。その前提はさておき、指摘される日本での情報リテラシーの現状は確かに大きな問題だろう。スウェーデンでは、小中高の教員の半数近くに無償でPCを配布するなど、各国で巨額の社会的投資を行っているが、日本ではこの点が圧倒的に劣っている。また、日本では、「インターネット利用率」にケータイからの利用を混ぜて上げ底している状態。著者は「産業セクターとしてのIT」ではなく「社会増強力としてのIT」にもっと力を入れるべき、と唱える。その方向には賛成なのだけれど・・。

投稿者 esaka : 23:40 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月27日

●飯田泰之『経済学思考の技術』

経済に関心を持ったらまず最初に読むべき教科書!「論理的思考」「経済学入門」「日本経済の分析」の3つ方向から‘経済学を楽しみ’‘経済学を使う’ことを味わうという構成。こんな啓蒙書が多くの分野で書かれるといいのだけれど。次は法学に期待。

●この本の最終目標
・「経済学思考」を身につけ
・それに基づく経済原則を知り
・自分の手で現実の経済・ビジネスを考える実践力を身につける

●経済学思考の基本ルール10
1. 論理的に語らなければならない
2. データに裏付けられた論理で語らなければならない
3. 人はインセンティブに従って行動する
4. 個人がアクセスできるフリーランチはない
5. 市場均衡は非常によい性質を持っている
6. 価格の調整は緩慢にしか行われない
7. 経済状態は自己決定的な性質を持つ
8. グロスだけでなくネットで考える
9. 名目変数と実質編集には区別が必要
10. 正しい「単純化・論理構成・データ確認」から導いた結論は常識に勝る


で、日本経済への提言として、
・リフレ政策の断行
その手法として
・インフレ・ターゲット
・名目GDPターゲット
・為替ターゲット
・通貨発行益の活用
のうち、政治的・事務的に運用が容易なものを速やかに実行すること。

投稿者 esaka : 23:02 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月24日

●中島早苗他『北欧流・愉しい倹約生活』

マイブーム(^^;)の‘ヨーロッパの生活’シリーズ、今回は北欧編。住宅雑誌の編集者だった女性が、北欧の人々の暮らしをレポートするのだが、いまいち。北欧在住歴が長いというわけでもなく、北欧の人々との交流が深く描かれているというわけでもなく、中途半端だ。流行りの北欧インテリアに、これまた流行り?の「倹約生活」と「エコ」を加えて・・という企画に問題があったのかも。
コペンハーゲンの小中学校には、歯科医師が常駐していて歯列矯正も学校でやってくれる、というようなユニークな情報もあるのだが、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークの各国を‘北欧’とひとくくりにすることが多いので、各国の違いがよくわからないのが残念。また、比較対照として日本をとりあげる語り口は、どうしても説教臭くなるわけだが、これも度が過ぎるとシラける。‘物質主義的な考え方は、いかにも時代遅れだと思います’とか‘これからはヨーロッパ並みに、夏休みを取れるよう経済界全体で真剣に考えてみたらいかがでしょうか’とかただ言われても笑うしかない。
それでも、紹介される北欧のライフスタイルに、現在の日本にない何かがあるのは事実。その隔たりの原因を制度面や歴史や精神史などからもっと探る必要はある。

投稿者 esaka : 23:06 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月23日

sky040523.JPG

投稿者 esaka : 03:30 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月21日

●島村卓爾他編『EU入門』

というわけでもう一冊。政治・経済・法律の3分野の学者・研究者で構成される「日本EU学会」というのがあるらしく、そのメンバーが編者となった専門的?入門書。政治・経済・法律の各分野の専門家が各章に別れてEU分析をしているのだが、細かくはあるのだが踏み込みが少ない、という感じでいまいち。特に経済分野が期待はずれ。出版が2000年3月だからユーロの経済的効果については、まだはっきりしたことが言いにくかったのかもしれない。
ユーロのデメリットについてメモ。
・参加各国にとって、為替による景気調節機能を放棄することになる。
・この点について「最適通貨圏構想」を主張するアメリカの経済学者たちが、強く懸念を表明。
・「最適通貨圏構想」での、通貨統合を実現できる必要条件は、
 ・各国間の経済水準の収斂
 ・労働者移動の自由化、
  あるいは財政連邦主義の確立(景気の悪い国への財政支援をする制度的枠組み)
 この点で、EUは不十分。
 ただEUは、域内貿易の比率が大きいため、為替調節の重要性がそれほど大きくないという反論もある・・。
  

投稿者 esaka : 22:43 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月17日

●田中文憲『手にとるようにEUのことがわかる本』

先日NHKで放送された『シリーズ 大欧州誕生』がひじょうに面白かった。5月1日にEUに10カ国が加わって、25カ国、4億5千万人の巨大な市場が誕生している。その激変を経済と安全保障の視点から追ったものだ。ここ数年、ヨーロッパのライフスタイルや価値観、経済、政治に興味があって、ぽつぽつと関連の本を読んでいたのだが、あらためてEUの動向を知る必要性を感じて、入門書からはじめる。
事実上の連邦をめざすに至る原因となった70年代〜80年代の停滞。日米に経済的に敗北したという意識。89年の冷戦終結、90年のドイツ統一。ユニテラリズムを強めるアメリカへの対抗。さまざまな要素が絡み合ってすすむまさに「偉大な実験」。面白すぎる。
関連入門書を探すために本屋の棚を見たのだが、EU関連の本は意外に少ない。この本も、99年の通貨統合に合わせて出されたものだ。アメリカがあんな状態だからというのもあるが、環境政策を見ても、これからますますEUの考え方に注目が集まる気がするが・・。

投稿者 esaka : 23:52 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月16日

sky040516.JPG

投稿者 esaka : 23:13 | コメント (2) | トラックバック

2004年05月13日

●野村総研『これから情報・通信市場で何が起こるのか』

2000年から出されてきた「IT市場ナビゲーター」の3冊目。この手の白書的なものの中ではコンパクトなサイズだが、情報ぎっちり。ブロードバンド市場、通信サービス市場、放送市場、プラットフォーム市場、eビジネス市場、デジタルコンテンツ市場、ハード市場、情報通信利用者動向の調査、ユビキタスネットワークと産業変革、の現状分析と2008年までの成長予測が行われている。よく出来てる。各項目の内容が薄くなるのは仕方ないし、斬新な分析という感じでもないが、これだけ多分野の動向が網羅されているだけ十分。
2008年までのIT市場動向予測 をメモしておく。
・放送市場、eビジネス市場、デジタルコンテンツ市場が年30%成長。
・デジタルコンテンツを牽引するのは、携帯電話による有料コンテンツ市場。
・成功のカギ1:アクセスインフラの保有
       2:顧客にとっての主契約主となる
       3:汎用から専用へ

投稿者 esaka : 23:01 | コメント (3) | トラックバック

2004年05月12日

●Mike Gancarz『UNIXという考え方』

UNIXの設計思想と哲学を紹介した小冊子。背景と経験を共有できる部分が少ないのか、個人的にあまりフィットする感じがなかったが・・最後の部分をメモ。格好良すぎる(^^;)。

「UNIXの考え方とは、常に将来を見据えながらオペレーティングシステムとソフトウェアの開発にアプローチすることだ。そこでは、常に変化し続ける世界が想定されている。将来は予測できない。現在についてあらゆることを知っていても、その知識はまだまだ不完全なことは認めざるをえない。
 ソフトウェアを開発するにせよ、子供たちのためにより良い世界を築くにせよ、将来はガラス越しにしか見えない。いつか、すべての答えが分かる日が来るのかも知れないが、それまでは前進し続けなければならない。いつか、すべての答えを知る時がやって来るのかもしれないが、それまでは、一日ごとに「今日」が「昨日」になっていく日々を過ごしながら、将来に適応し、前進しつづけなけらばならない。
 UNIXの理念は、そういう将来に向かうアプローチの一つだ。その本質は柔軟であり続けることだ。嵐が何度やって来ても、風に揺れる木は折れることがない。」

投稿者 esaka : 23:59 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月11日

Winny開発者逮捕

「著作権法侵害への意図的で挑発的態度」が逮捕の根拠(→asahi.com)ということで、その正当性を含めて問題が多い。ネットでも刻々とさまざまなアクションが生まれつつあるようだ。
・・投げかけた問題が大きいだけに、具体的な議論を越えて、‘日本人にとっての法’のあり方を考えさせられる。そのあたりは、白田秀彰氏の、ここここでも書かれているが、‘下々の者と法’との関わりが問われている・・。

投稿者 esaka : 03:56 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月09日

sky040509.JPG

投稿者 esaka : 01:34 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月08日

●日経コミュニケーション『知られざる通信戦争の真実』

ソフトバンクがヤフーBBを発表した2001年6月19日は、日本の通信の大転換点だ。85年に民営化されたとはいえ、戦後から日本の通信の中心で巨大な存在であり続けたNTTに新興のソフトバンクがいかに挑んできたのか。そして結果として、日本の通信料は、大幅に引き下げられ「ブロードバンド大国」になったわけだが、その間にどんな経緯があったのか。この本では、多くの関係者のインタビューを含め、その内実をレポートしてくれている。
さらに、日本の通信の行方という点では、99年に再編されたNTTグループ各社と総務省の規制の動向が重要だが、こちらもしっかり押さえている。日本の通信をめぐってここ数年の間に起きた激変をしっかり書籍の形に残した意義は大きいかも。
で、これからの行方ということでは・・銅線から光ファイバー&IP電話にどうやってNTTが移行していくのか、ということと、ソフトバンクが進めるTD-CDMA方式の第三世代携帯電話の動向が気がかり。

投稿者 esaka : 16:15 | コメント (2) | トラックバック

2004年05月03日

●炭田寛祈『電波開放で情報通信ビジネスはこう変わる』

これからの情報通信ビジネスの行方を考えるとき、「電波政策」は決定的に重要な役割を担うことになる。総務省総合通信基盤局の電波政策課企画官である著者が、電波の仕組みから、電波政策のビジョン、情報産業の行方を語る。というわけで、ひじょうに面白いものになるはずなのだが・・当事者となる企業名をぼかしたり、曖昧な表現を使ったりで、ややお役所文章が多いのが残念。構想の中心となる‘電波大国’をブチ上げるにはもうひとつ迫力不足か。しかし、資料としては貴重、かな。

投稿者 esaka : 23:27 | コメント (0) | トラックバック

2004年05月02日

祖父の葬儀。

sky040502.JPG
祖父の葬儀。

投稿者 esaka : 23:25 | コメント (0) | トラックバック